天井から吊るした氷、その氷が溶ける水滴を、壊れたテーブルに配した受け皿が受け止める。受け皿にはピエゾ素子が仕込まれていて、水滴の弾ける音はミキサーとエフェクトを通過し、加工された音響となり会場全体に響き渡る。そこに8CHマルチチャンネルによるPCからの音響が組み合わせた、デジタル音響と自然のランダムな音響を融和させたサウンドインスタレーションを制作。この音響を核に展開するビデオインスタレーションは、音声の変化に反応するリアクティブな映像となっている。 観る側、観られる側、覗き込む、観てはいけないもの……NNNIのイメージ原形のような展示を行ました。